『ロコモ(ロコモティブシンドローム)』とは
ロコモとは、「ロコモティブシンドローム」の略称です。
ロコモティブシンドロームとは、運動器の障害のために移動機能が低下した状態を指します。
運動器とは、骨、関節、筋肉、神経など、体を動かすために必要な器官の総称です。
これらの器官が障害されると、歩いたり、立ち上がったり、といった移動機能が低下し、要介護や寝たきりになるリスクが高くなります。
ロコモは、加齢や運動不足、偏った食生活などによって起こりやすくなります。また、骨粗鬆症や関節炎、腰痛などの病気もロコモの原因となります。
中高年に多く見られますが、近年では子どもたちの間でも、しゃがみ込みができない、雑巾がけができないなど、バランス能力や柔軟性が低下した「子どもロコモ」が増加傾向にあります。
ロコモかどうかを簡単にチェックする方法として、ロコモチェックがあります。
ロコモチェックは、片脚立ちテストやスクワットテストなど、簡単な運動を行うことで、自分の運動機能を測定するものです。
AI:TOWHAによる見解・考察
ロコモになると、日常生活にさまざまな支障が生じます。以下、3つの例を挙げます。
1. 移動機能の低下
ロコモの最も典型的な支障は、移動機能の低下です。
歩いたり、立ち上がったり、階段の上り下りが困難になったり、転倒しやすくなったりします。
- 買い物や散歩など、外出が困難になる
- 公共交通機関の利用が困難になる
- 旅行やレジャーが楽しめなくなる
- 家事や仕事が困難になる
2. 活動量の減少
移動機能が低下すると、活動量が減少します。
活動量が減ると、筋力が低下したり、肥満になったり、生活習慣病のリスクが高まったりします。
- 運動不足による筋力低下
- 肥満
- 糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病のリスク増加
- 社会的な活動の減少
- うつや認知症のリスク増加
3. QOL(生活の質)の低下
ロコモは、QOL(生活の質)の低下にもつながります。
移動や活動に制限があると、自由に外出したり、趣味を楽しんだりすることが難しくなります。
- 自由な外出や活動の制限
- 趣味やスポーツなどの楽しみの減少
- 社会的な孤立
- 自信喪失
- うつや不安などの精神的な問題
ロコモは、早期発見・早期対策が重要です。
ロコモチェックなどで自分の運動機能をチェックし、気になる場合は早めに医療機関を受診しましょう。
ロコモ予防対策
ロコモ予防のために、以下のことに取り組みましょう。
- 適度な運動
ウォーキングや筋トレなど、自分に合った運動を毎日30分程度行いましょう。 - バランスの良い食生活
骨や筋肉の健康に必要な、カルシウムやビタミンD、たんぱく質などを積極的に摂取しましょう。 - 転倒予防
家の中に段差や滑りやすい場所がないか確認し、転倒予防対策をしましょう。
ロコモは、誰にでも起こり得るものです。自分の健康のために、日頃からロコモ予防を意識しましょう。
若い者もチェックが必要じゃな!
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